今日は容態が急変化してきている
母に会いに病院へ
昨日の夕方から
体調不良になり職場を早退していた私
そして連絡が入ったのもそれと
同じくらいの時間だった
（そのおかげでいろいろ準備できた これも宇宙の采配か）
症状が出た時は
漢方薬で緩和させているものの
今日また疲れと微熱とで
外出中にパワーダウンしてきたので
移動中 コンビニのイートインに入り休憩
ゆっくり休んでからいこう
今いる病院は 近くに米軍基地がある場所なので
コンビニにやってくる人たちの人種が多種多様で
海外にいるようで
見ていて飽きなかった
抜け感とゆったり感があり
住民さんらは 皆リラックスして過ごしてる印象だった
（のどかで穏やかな 小さい島の集落にいるような）
しばし休んで
向かったものの
場所が近いはずなのに
今いちよくわからず
2周くらい駅周辺を周って
ドラッグストアのスタッフさんに聞いて到着
事前に買っておいた
とても表情がカワイイ置物と
天然ひょうたん（小さくぽってりとした可愛いサイズ）を
母用のツートップお守りとして
ミニテーブルに置いてきた
母のために
いい働きをしてね
君たちの得意分野だし と
よろしく頼んでおいた
私が見る限り
母は意識はどこかに飛んで行ってるように見えた
（夢の中 というか この物理的世界の次元ではない場所）
母の体
ひたいや 肩 腕
体のあちこちに そっと自分の手を置いて
母に心の中で今までの感謝を伝え
一緒にいて とても楽しかったし
幸せだったことなど
これからさらに私らしく変化していって
快進撃続けるから楽しみに見ててね
と伝えた
話しかけながら
じっと 置いた手のひらから ヒーリングを流してみた
やってる間
こちらの体も熱くなってきた
20年前に父が亡くなった時は
自宅療養生活だったとはいえ
普通に夕飯を食べて
じゃ おやすみー と
いつものように2階へ上がっていき
そのまま起きなかった
正確にいえば
起きようとしようとしたらしいが
そこで呼吸が止まったようだった
（亡くなった直後の体勢がそんな感じだったのだ）
顔はとても安らかだった
父は普通の生活の延長線上として
旅立っていくことが出来た
当時 見事 と思った
母も 容態が良い方向へと変化して
落ち着いて
その安らぎの中で過ごせるようになるといいな と思った
2年半前くらいから
母は 次の旅立ちへと向かい始めている
と 感じていた
（LINEビデオ面会した際 あぁ そうか そうなんだな と）
リメンバー・ミーに出てくる
あの三つ編みスタイルの死期が近づいたお婆さん
あんな感じだった
帰りの駅のホームから
穏やかでとても優しい
ピンクとオレンジの色合いの
サンセットが出ていて
周りの空気も人も 皆総じて 穏やかだった
母が 今のあんな状態だからこそ
娘の私が こんなふうに穏やかでいよう
と 決めた
親切な夕陽が
そう教えてくれたんだな
きっと
『近くで見ると悲劇になるものも
ロングショットにすると喜劇になる』
私はこの台詞を 三谷幸喜さんの本で知り
私のお気に入りの台詞の一つに
優れた作品の中から生まれる名言ってたくさんあるので
現実に対処する際
ちょっとズームを引いて
何かひとつでも思い出してみると
とても役に立つと思う
そういう意味では
たくさん漫画や本 映画 アニメを観ておくって
娯楽なようで 大事なこと なんだな
だから私も
ズームを引いて見てみる
そこから
あらためて
眺めてみる
母の移行のプロセスが
穏やかで 優しく
この上なく幸せなものでありますように
